吸入ステロイド薬(ICS)の普及により重症喘息や
喘息死が減少していることが証明されています。
わが国でも吸入ステロイドを代替フロンで噴霧させる
HFA−BDP HFA−FP、またシクレソニドなどや
FP、フランカルボン酸モメタジンなどの
ドライパウダー製剤(DPI)が開発され
これらの薬効や局所への到達率などに進歩が伺えます。
気管支喘息という病気がその発症原因や重症度 発作の頻度
治療薬に対する反応など一人一人異なることを認識しながら
診療を進める必要があるといえます。
また気管支喘息は薬剤に極めて敏感に反応する病気であると
いうことを考慮し 薬剤の使用方法や副作用についても
習熟する必要があると考えます。
私自身 小児喘息から約40年間、気管支喘息と付き合い続け
医学の著しい進歩を身をもって体感しています。
その昔は ステロイド吸入薬や気管支拡張剤など
即効性を持つ薬剤は 私の知っている限りでは無く
発作が起こるたびに 気休めのような薬を飲み
2〜3日発作で苦しみ、寝込むような生活を続けていました。
明け方に発作が起これば救急で病院に行き
しばらくは病院から学校に通うようなこともしばしばでした。
しかし現代では少々の発作が起こっても 携帯式の吸入器を
ひと吸入するだけでスーッと発作は治まります。
おかげで日常生活に支障をきたすことなく
普通に仕事ができる生活を送っています。
そして発作が起こらない体質を作るための治療も
続けています。
根本的に喘息体質を無くすことはできないかもしれませんが
喘息が起こらない体にすることは十分可能だと
今は思っています。


